ディスカッション


未来世界を哲学する―環境と資源・エネルギーの哲学)
未来世界を哲学する
環境と資源・エネルギーの哲学


〈自己完結社会〉の成立(上)
上柿崇英著


〈自己完結社会〉の成立(下)
上柿崇英著

環境哲学と人間学の架橋(上柿崇英 
/尾関周二編)
環境哲学と人間学の架橋
上柿崇英/尾関周二編


研究会誌『現代人間学・
人間存在論研究』

   

用語解説

   

〈関係性〉 【かんけいせい】


 「まず“関係性”とは、関係の性質、いわば関係のあり方のことを指している。……したがって存在論的な意味での〈関係性〉とは、何らかの存在が、別の存在と結びつくときのあり方のことであり、同時に存在と存在の結びつきにおいて現れてくる、何らかの影響や作用のあり方のことだということになるだろう。」 (上巻 205



 ひとりひとりの人格的な主体としての人間が取り結ぶ関係性について「〈関係性〉の分析」(本書の第三のアプローチ)を意識して論じる際に、このように記述する場合がある。

 こうした概念の派生物として、「人間的〈関係性〉」「意味のある〈関係性〉」「0か1かの〈関係性〉」「(〈間柄〉によって)塗りつぶされた〈関係性〉」「〈関係性〉の場」、といった概念がある。