ディスカッション


未来世界を哲学する―環境と資源・エネルギーの哲学)
未来世界を哲学する
環境と資源・エネルギーの哲学


〈自己完結社会〉の成立(上)
上柿崇英著


〈自己完結社会〉の成立(下)
上柿崇英著

環境哲学と人間学の架橋(上柿崇英 
/尾関周二編)
環境哲学と人間学の架橋
上柿崇英/尾関周二編


研究会誌『現代人間学・
人間存在論研究』

   

用語解説

   

「経済活動」の倫理 【けいざいかつどうのりんり】


 「「経済活動の倫理」とは、〈ユーザー〉となった人間が、個々の〈ユーザー〉としてではなく、〈社会的装置〉を媒介とした「経済活動」や消費の文脈において接する際に働く社会的規範のことを指している。」 (上巻 181



 「〈生〉の三契機」としての〈生存〉を実現する現代的な様式である「経済活動」を実践する際に現れる倫理ことで、具体的には「財やサービスを生みだす側」と「財やサービスを消費する側」という画一化された振る舞いを通じてスムーズな相互作用を実現する様式のこと。

 それは「〈関係性〉の分析」(第三のアプローチ)からは、「〈我‐汝〉の構造」の介在をほとんど許さないほどに強力働くひとつの〈間柄〉が機能していると解釈される。